オーストラリアのアセスメントチーム(H10.2.14更新)
前回ご紹介の出来なかった、ナンバー病院のアセスメントチームについて簡単にご紹介します。
- アセスメントチームの主な2つの目的は、
- ・在宅ケアを推進すること
- ・政府の財源をもとに、サービスを必要とする人にサービスを過不足なく提供することです。
- 構成メンバーは、責任者1名、OT2名、PT3名、看護婦1名、ソーシャルワーカー2名、サイコロジスト1名の10名で、チームとして月に約200名をアセスメントしています。
アセスメントに至るアクセスとしては、かかりつけ医、病院、家族、地域、本人などからアセスメントチームへの電話による問い合わせが典型的なパターンのようです。アセスメントチームは、電話があるとその場で簡単なアセスメントを行いますが、状況によっては、後日改めて訪問し、さらに詳しくアセスメントを行います。
アセスメントチームは、アセスメントを行い、サービスをコーディネーションするのみで、サービス提供はほとんど外部に委託しています。主にサービス提供を担っているのは、ブルーナースなどのHACC法によるサービス提供者ですが、その他にもコミニュティセンター、教会等のボランティア団体なども各種サービスを提供しており、そのサービスは約30種類にもわたります。
しかし、アセスメントチームも、まだその多様なサービスとサービス提供者を全て把握し、調整する機能はなく、政府としては、アセスメントチームがサービス調整の役割を担うよう指導しているところです。
現在、アセスメントチームでは、出来るだけ多くの人が適切なサービスを受けられるようアセスメント票をコンピューターに入力し、地域の施設や病院によるデータのアクセスを可能にしようとしています。
例えば、他の機関がアセスメントチームのデータを参照することにより、ベットに空きが出来た場合は、速やかに施設入所などの手続きが出来るのです。
ただこの地域でも、日本同様に施設が不足しており、6〜7ヶ月位は待機者として、病院や在宅ですごすケースが多いようです。
参考までにアセスメント票の項目を以下に上げておきます。
- @ 氏名、A性別、B生年月日、C(連絡の取れる)住所、
- D未婚・既婚、E出生国(またはアボリジニーかどうか)
- F言語(手話の場合も)G恩給・年金の種類 、
- H住宅状況、I同居者、J過去5年間すんでいた自治体名、
- KADLの状態、L痴呆の状況(時間の認識、節度、徘徊、
- 睡眠妨害、破壊的行動の程度)
- M定期的に受けている介助の状況、N今までに提案されたサービス、
- O医学的な見地から見た身体的、精神的状態、
- P対象者はホステルに入所する意志があるかどうか、等がアセスメントされます。
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