オーストラリアの食習慣(H9.11.9更新)
出発前に手渡された行動予定表には、毎日どこどこでモーニングティーという記載があり、私は、日本人が喫茶店でモーニングセットをとるように、どこかへ行って朝食をとるのだろうと勝手に思っていました。ところが、前回に記述しましたようにしっかりと食べてからでかけます。
実際に向こうへ行ってから分かったことですが、どこへ行っても、10時か10時30分頃になると自家製のスコーン、クッキー、ビスケットやパウンドケーキなどでコーヒーや紅茶を摂るのです。バスで私たち一行が団体で移動している時にさえ、ミートパイショップへ立ち寄りモーニングティーを摂ったこともありました。差詰め日本で言うところの10時のおやつと言うことでしょうか。
その分、昼食は12時きっかりということはなく、おおむね13時前後と遅めでした。
さらに、日によってはモーニングティー同様のメニューでアフタヌーンティーもあったため、1日5食となり、いつも食べてばかりのような感じでした。
70歳以上の高齢者が、いつもこのような食生活をしていることの驚きとともに、彼らの健啖ぶりには畏敬の念さえおぼえました。いつも元気、食欲旺盛、行動力も豊かで、年齢を感じさせることはほとんどありませんでした。
私がオーストラリア滞在中に世話になった2家庭とも、調理は主に夫人がしますが、準備や後かたづけは主人がしていました。
彼らはいつもテーブルにクロスをかけ、食器やナイフ・フォークをセットするなど甲斐甲斐しく準備をしていました。後かたづけに至っては、食後ゆっくりしている夫人を後目に、キッチンへ食器やナイフ・フォークをいそいそと運び、なれた手つきで手際よく皿を洗うのでした。日頃からやりなれているのでしょうが、手早く洗い、水気を切り、食器をふきあげ、棚に片づける手際の良さはなかなかの手つきでした。
ただ、その洗い方は日本とは大違いでした。
何が違うかと言いますと、食べ終わった皿をお湯にさっとくぐらせ、洗剤で洗った後はほとんどすすがず、そのままティーマットで拭くのです。
私自身も台所に立つことがありますが、食器を洗うときは充分すすいだ上で拭くことが当たり前と考えていましたので、オーストラリア流の皿洗いはとても理解が出来ませんでした。しかも、どうも私がステイした家庭だけではなく他の家庭でも同様のことが行われているようでした。
水を大切にすることの裏返しか、単なる生活習慣の違いかは確認しませんでしたが、少なくとも夫婦が家事を分担しながら助け合って生活をしている姿は、日本のリタイア後の世代の男性にとっても、高齢者夫婦はどうあるべきか参考にする価値があると感じた次第です。
[ BACK ]