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−ケアマネジャーとして1年がすぎたということですが、振り返ってどのような1年でしたか。
業務に追われているうちにあっというまに時間が過ぎた気がします。スタッフに助けられながら事務的な手続きをおぼえ、ケアマネジャーの役割と限界を肌で感じながらも、利用者のニーズに答えようと奔走してきました。
−ケアマネジャーとして心がけていることは何ですか。
ケアマネジャーは、相談者のニーズを把握して、満足度の高い安定したサービスを迅速に提供し、適切な予算管理をすることが必要だと思っています。
−ゆうらいふさんでは、相談事業者として生活のあらゆる面で相談に対応し、介護保険サービスにとどまらない幅広い福祉サービスのコーディネーションを実践されています。
今までは病院勤務の看護師でしたので、医療・看護の中でものごとを考えてきました。ですから、ケアマネとして実際にケースを持ったとき、医療・介護保険以外の社会サービスを学ぶことからはじめなくてはなりませんでした。
そのため、まず、総合的ケアマネジメント(問題解決型相談サービス)(図3)により介護保険以外の社会サービスを知り、「社会福祉サービス表」(図省略)を活用することで比較的容易にサービスの漏れを防ぐことができました。
これらの表を活用することによってケアマネジャーとしての役割と自分の能力の限界を知ることができますし、専門職への相談のタイミングがわかり、適切な連携を取ることができます。
また、社会福祉サービスに関しては、ここ「ゆうらいふ」の所長が社会福祉士であると同時にケアマネジャーですから、常にアドバイスをいただけることが心強いです。
−今後、ケアマネとして目指す姿についてお聞かせ下さい。
ケアマネジャーとしての経験を積み重ねながら社会的サービスの活用へ幅を広げ、ケアマネジメントの質の向上を目指すことにより、相談者への満足度を向上させることが重要だと思っています。また、同時に業務全体の効率化が必要だと思います。
−効率化のための工夫はありますか?
相談者数は毎月増加していますし、その相談内容も様々ですので、ケアマネジメントプロセス(図2)に沿った相談支援が重要です。そのため、主任ケアマネジャーは相談の類型化を図り、初回の面接の時点で相談者のニーズを把握し、ケアマネによるアセスメントが必要かどうかを判断しています。アセスメントが必要な場合は、ケアマネジャーの力量に応じてケースを振り分けますので、業務の効率化が図られます。(図1)
その他にも、ケアマネジャー会議でのケース検討や研修会報告によって情報の共有化と能力の向上が図られていますので、新人教育の場にもなっています。
−ケアマネジャーとして今後の抱負をお聞かせ下さい。
自分自身を振り返ってみると、最初は「生活」を見る・支えることを学ぶことから始まりました。ケア計画については、病院の看護師としての経験から医療的・身体的状況への対応は比較的理解できても、「在宅」や「地域」の中で、経済的状況や精神・心理的状況などになると、視野の拡大と思考回路の変更が求められました。
介護保険制度、社会的サービスへの理解と雑多な業務実践などを学びながら、自分の能力を問いつつ、スタッフや利用者の方々に助けられ、よりよいケアマネジメントの実践への努力をしてきたつもりです。今後も、諸々の反省を踏まえ、より良いケアマネジメントを実践できるよう努めたいと思っています。


●特定非営利活動法人 ゆうらいふ●
http://www.ex.biwa.ne.jp/~youlife/
住所: 守山市洲本町1343-1
連絡: tel: 077-585-4070 fax:077-585-3472
「ゆうらいふ」は、居宅介護支援事業所として、「相談窓口の一本化」を基に「総合ケアマネジメント(=問題解決型相談サービス)」を実践し、地域に根ざした福祉活動(コミュニティ・ケア)の実現をめざしています。
その他にも、「ホームへルパー養成講座」(1999年〜)、通所介護サービス事業「ゆうらいふデイサービス」(2000年〜)を実施しています。
また、2004年1月には、民家を利用したグループホーム・デイサービスを開設する予定です。 |
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