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うわさのケアマネさん(17) -後編-

有限会社 畷ケアサービス
ケアマネジャー  山本 千草 さん


−ケアマネジャーとして、日ごろ心がけていることは何ですか。
  どんなに急いでいる時でも、利用者さんのペースにあわせて接するようにしています。そして、時間がかかっても、できるだけご本人の口からご意向をお伺いしいます。
  "主体は利用者"です。どなたも「生きる力」を持っておられますし、いろいろ迷ったり、考えたりする時間は当然必要なのです。その過程でいろんな気づきができたら、と思います。
 誰も、本当は人の世話になりたくないのです。特に今の高齢者の方は、戦争で苦労されたなどの背景があって、他人に厳しいかもしれませんが、自分自身に対しても厳しいのだと思います。そのような方が年齢を重ねるとともに体の自由が効かなくなるつらさを考えると、どうにかして「その方らしく」生きていただきたいと思うのです。そのためには、生きてこられた背景、今、なぜこういう考え方を持っておられるのか、そしてご家族との関係など総合的に見ていくことが重要です。

−支えるのはご本人だけ、介護保険の範囲だけではないということですね。
 家族介護の大変さは、経験した人にしか分からないと思います。介護者は、仕事や趣味などで自己実現することによってパワーアップし、その結果、介護に対する意欲も出てくるのではないでしょうか。 加えて、介護保険サービスは、社会資源の一部だと考えています。ですから、どうしても介護保険のサービスを受け入れられない方に対しては、地域資源やあらゆる職種の方を巻き込んでケアプランを作成しています。

−現在、ケアマネが不足している原因は何でしょうか。
 資格をとられても、ケアマネに転身されない方が多いですね。私たちの市でもケアマネ不足は深刻な問題です。 私はケアマネ専任ですので、担当するケース数が増えてもなんとかやっていますが、兼任であったり、非常勤であれば、事務所がそのフォローを十分にしていかなければ、精神的に続かなくなるのではないかと思います。それと日々、仕事をしていて感じるのは、頭の中にいろんな課題を抱えて訪問先から事業所にもどった時、そこが一瞬でもホッとできる場所か、そうでないかではずいぶんと違いがあると思います。

−最後に、どのような方がケアマネに適しているとお考えですか?
  利用者の方の生き方や思いは十人十色です。まず、ご本人にどれだけ近づけるか、つまり、どれだけ利用者を理解しようとする姿勢を持っているかが重要だと思います。
 私たちの受け止め方次第で、利用者の「短所」が「長所」になったりします。また、良いところを1つでも多く見出し、それを生かした関わりを築きたいと思っています。
  それと、常に情報に対してアンテナを張り巡らし、いろんなネットワークを活用して、様々な職種の方とうまく連携していくことができる能力が必要だと思います。

−ありがとうございました。

◆山本千草(やまもと ちぐさ) ◆(敬称略)  

有限会社 畷ケアサービス
〒575-0043 四條畷市北出町18-24
tel:072-876-0074
  60有余年前、大阪府四條畷市において、北河内では最初の家政婦紹介所「畷家政婦紹介所」を設立。2000年4月から「畷ケアサービス」として介護保険事業所の指定を受けて以来、地域に貢献できるサービスに努めています。

山本千草(やまもと ちぐさ)
  ホームヘルパーとして活動し、2000年4月から当事業所のケアマネジャーとして勤務。利用者の主体性を尊重するサービスを提供することがモットー。 現在、畷ケアマネの会(四條畷市介護支援専門員連絡会)の副会長であり、四條畷市のケアマネジャー等のネットワーク作りや地域におけるサービスの質の向上のために努力しています。

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