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−サービスの特徴についてお聞かせください。
スタッフは、2.5対1で配置していますから、普通の2倍です。スタッフ10人が早番、日勤、遅番、宿直のローテーションで年中無休でやっています。
定員は15人で、基本として午前9時から午後6時までです。でも、利用者の来る時間も帰る時間もばらばらです。早い方は朝6時半にお迎えに行きますし、遅い方は、夜9時にお送りします。宿泊もあります。延長分については、加算はとりませんし、実費もいただきません。泊まりは平均して5人くらいいますが、1回あたり500円を頂いています。
ここでは、来られた方から水分補給とバイタルチェックを行います。その後は、個人個人の計画書を立てていますから、それにそって過ごします。一般的なデイサービスではレクリエーションの時間に合わせた計画を立てますが、ここでは逆です。本人の興味など今までの生活で培ってきたものをできるだけ吸収して計画を立てています。そうはいっても、やりたい日とそうでない日もあるので、そのときに合わせてケースバイケースで対応していますが。
−平均5人が泊まられるのは、大変ではないですか。
泊まりは、職員1人プラス待機1人で対応していますが、利用者は、日中にしっかり活動していれば、夜は寝ます。要は、日中の活動次第なのです。「介護拒否」などと言いますが、それは、私たちが、利用者がやりたいことをすすめないのに、それを拒否され、「介護拒否」と言っているのではないでしょうか。
ここの利用者は、大規模施設で対応できなかった方がほとんどです。現在は、他のサービスは利用されず、ほとんどの方が毎日来られています。
なかには、わがままが災いして、家族も手に余るという方もいらっしゃいます。その方は、ここでもわがままですけけど(笑)。この方は、普通のデイサービスだと職員の人数が足りないので対応しきれないのです。
一般のデイサービスの人員配置だと、どうしてもまったく手が回らない人がでてくるのです。それを考えると、ここでは15人くらいの規模で全員に目と手がいきわたるようにしたい、と思っています。
−お昼の後は、毎日ドライブに行かれるのですか。
職員が、「どこか、いいところないかな」と言って、利用者の希望を聞きます。もちろん、行きたくない方は行かなくてもかまいません。でも、高齢者はドライブが好きですよ。普段、社会参加の場が少ないので、世間に触れたいという思いがあるようです。
利用者の方は、みなさん本当に自由にすごしています。ここは、鍵もかけませんから、外に出られる方もいらっしゃいます。もちろん、そういう時は、職員がさりげなくついていくようにしています。私たちは、1日の過ごし方はご本人が決めると思っているので、こちらで提示するのは、お風呂と散歩くらいです。
お風呂は全員が利用されます。朝8時半から夜8時まで好きなときに入れるようにしています。お湯もそのつどかえています。朝に入りたい人もいれば、夜に入りたい人もいます。そして、いつでもかまわない人もいますから、うまい具合に調整できています。
他の人とお風呂に一緒に入るのはいやだという人が多いので、みなさん個浴です。もちろん、ほとんど全員介助が必要です。
大きいお風呂ですと、手すりがないと転倒する危険がありますし、浴槽でおぼれる危険もあります。でも、ここは、狭いですから転倒の心配もありませんし、浴槽が小さいのでおぼれませんから安心です。
−職員の方がとてもがんばっていらっしゃいますが、何がインセンティブになっているのでしょうか。
職員を管理しないのがいいのかもしれません。(笑)ここにあわない人は、利用者の方たちに適応できないので、居づらくなってきます。ですから、自然と職員は、利用者から淘汰されるのではないでしょうか。
できるだけ自由なことを言える雰囲気を作っておいて、利用者が「あの子はだめだよ」と言えるようにしています。影のスパイがいるようなものですね。(笑)でも、実際、高齢者は、「人」を見る目がありますよ。
(⇒次号に続く)
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藤田 英明 さん
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