選ぶ権利− 29Nov98
某所で、あるお店について正反対の意見が出ていた。その人達はそれぞれに予約を入れてそこで食事したのだけど、1人は予約の段階からして対応が悪く、お店に行っても感じが悪かったからもう行きたくないと言い、もう1人はとてもよかったと言っている。なぜこういうことになったのか、考えてみた。これは事実ではなく、あくまでも私の想像ですが。。。前者はお店から見てあまり嬉しくないタイプ、後者はまた来て欲しいタイプだったんじゃないかなあ。私はお店にも客を選ぶ権利があると思っているし、お店にとって望ましい客とそうでない客で対応を変えるのは当然だと考える。特に日本は階級がない(ということになっている)国なので、階級が違うからあのお店には行かない、みたいなことはないよね。でも、お金さえ払えば誰でも歓迎されるというわけではないはず。お店によっては雰囲気もそのお店の価値の一部となっているところもあるし、場違いな人が沢山来たらその雰囲気が変わってしまい、雰囲気込みでそのお店を好きだった、かつその雰囲気の一部となっていた人達が来なくなったら、そのお店は別のものになってしまうよね。そういうことに敏感なお店の場合、結果としてほとんどマスコミに紹介されないこともある。商売が少しくらい苦しくてもそこなりの価値基準を守るお店のほうが私は好きだな。
今回の正反対の印象を持った二者の場合、もしかしたらこれ以前の問題だったのかもしれない。前者は迷惑をもたらしそうな感じの人だったのかも。「もたらしそうな利益−もたらしそうな迷惑=マイナス」だったら来て欲しくないもんね。予約を入れて連絡も無くすっぽかしたりする人って、予約を入れる段階で何らかの共通点があるのかもしれないじゃない? お店の人が経験上の判断で、そういう人にはそれなりの対応をしているのなら、しかたないよね。これは当然のことでしょう。私自身はこの話題になったお店で普通に行って嫌な思いをしたことが無いし、価格帯からしたらサービスのレベルはかなりいいほうだと思うので、上記のように考えたのかもしれないけど。。。
ただね、改善できそうなことならその場で文句を言ったほうがいいとは思うけどね。あとで他人に愚痴るよりも、お店の人に言ったほうが、少なくとも自分への対応はよくなるはずなんだから。海外でホテル泊まる時なんかもそうだよね。私はガンガン言うほうだし、向こうに非があれば、普通ちゃんと対応してくれるよ。ホテルの責任者と話す機会が何度かあったけど、皆、口を揃えて、日本人は気に入らないことがあってもその場で指摘してくれなくて、ただ、もう来なくなるから怖いと言ってました。向こうも、喜んでもらうにはどうしたらいいかわからないところがあるんだよね。ある程度コミュニケーション取らないで自分のことを全然知らない人に、自分が望むことを知ってもらうことは非常に難しいからねえ。「一見さんお断り」だってそういうことだよね。。。あれ、選ぶ権利の話だったのに、これは選ばれてからの話か。
お茶のいれ方− 25Oct98
台北のあるお茶屋さんで量り売りのお茶を入れてくれるたアルミパックの外側には他店と同じようにお茶の入れ方が印刷されている。日本語では以下のように書かれている。(原文のまま)
一、先づ茶具を揃えてから急須に三分之一程度の茶の葉を入れて下さい。赤字のところにまずウケた。それはそうだよねー。高いお茶をわけわからんオヤジがお土産にもらってガブ飲みしてたら私だってきっとそう言いたくなるに違いない。しかし、この解説はもっと深いのであった。。。
二、必ず沸き立て百度のお湯をお使い下さい、初めの一回は飲ますに即座に出します、それは急須を温めるのと萎んでる茶の葉を開かせる爲です。
三、二回めにお湯をさすと香り良い味が出ます、どうぞお飲み下さい、良質の茶の葉は七〜十回位味が續きます、良きお茶はガブガブ飲ますに先づ鼻にめて香い嗅いでからチビリチビリ飲むと美味しいです。中国語と英語でも書かれているのだが、それらを読んだことはなかった。改めてみてみると、書かれていることが違う。中国語と英語はこう書かれている。
一、茶具以開水洗温水之後、将茶葉放入壷内。ね、なんだかそれぞれに違うでしょう、特に赤字のところ。一つのものを訳したのではなく、それぞれに別の人が書いたのかな?と言う感じで、英語版なんて、1と2でお茶の入れ方は終わってて(しかも内容は違う)、3には茶壷は素焼きだからお茶の香りがよくなるとか、「3」がないと他の二つとのバランスが悪いからもう一つ付け足したのかな、って感じ。
二、濃香茶葉約放入1/3壷、以100℃開水冲泡、約5秒鐘後飲用、毎多沖一次加5秒鐘、可連續沖泡十次。
三、清香茶葉約放入1/2壷、以100℃開水冲泡、約10秒鐘後飲用、毎多沖一次加5秒鐘、可連續沖泡七次。1.Warm up the tea vessels with the boiling water and then pour the boiling water into the tea and cover the lid for three minutes before serving.
2.Same amount of tea can be prepared by pouring water into it for 3 to 4 times.
3.Tea vessels are made of clay thus making the tea more flavour.
味が落ちた時− 29Sep98
料理人が1人だけの小さなお店で、しかも作るところが席から見えているお店で、おいしいと思って時々行くところがあった。ある時、作る人が変わったわけでもないのにすごく味が落ちていた。なんだか火が弱すぎるんじゃない? とか、油が熱くなる前に材料入れちゃってるんじゃない? みたいな感じだった。その時には他に誰もお客さんがいなかったので、忙しいからということは考えられない。それで半年ほど足が遠のいた。なんとなく気が向いて、また行ってみた。以前と同じ味だった。あの時はなんだったんだろう?体調が悪かったのかなあ。その料理人は無口な人で、お客とほとんど話さないので、なんだかよくわからない。なんかこっちから「前まずい時がありましたよねえー」なんて言えないしなあー。。。(小心者)先週またそのようなことがあった。今回は別のお店。このお店は某グルメ本に紹介されていることもあり、大体いつもいっぱいで、予約しないとまず入れない。お店の場所が私にとってちょっと不便なこともあって、ここ数ヶ月ほど足を運んでいなかった。で、先週久しぶりに行ってみたのだ。これがねえ、つらかった。おまかせで出てきた料理のうち、3品は、食べた途端に口からのどにかけて油のイヤな臭いがべったりとはりついたようになった。気持ち悪くなったので、このあと口直しにキャンティのおいしいピーチメルバとケーキを食べてお茶したが、油臭さは消えず、朝になっても残っていた。一体どんな油を使っているのであろうか。もしかしてここの店主は歳のせいで嗅覚、味覚、視覚がちょっと衰えているのだろうか。
カウンターで私の隣にいたオバさん(言動がね)がおいしいって大騒ぎしてたから、最初は自分の体調に問題があるのかと思ったんだよね、実は。でも私の連れもやっぱり油臭いと言っていたから。まあね、前出のお店みたいに、また行ったら大丈夫になってるのかもしれないけど。こういう時、普通はやっぱりお店の人に言うの? でもこれらのお店では、お店の人と会話をするほど親しくないし、というか、お店の人達はいつも忙しそう。あなたならどうする? 単にもう行かない?
今度の香港旅行− 9May98
久しぶりに香港に行くことになった。去年の11月に行ったきりだから半年以上ぶり。嬉しくて今からウキウキ♪
今年はあと、8月のフードフェスティバルと11月の連休にも行きたいな。昨日すでに11月の連休に行く約束をしたので、こっちも確定。香港でいつもすることは、化粧品を買う、仕事服を買う、お茶を買う。これは初めて行った時から毎回欠かせない買い物。
何故かといえば、日本にいるとろくに買い物に行く時間がないせいもある。それから、化粧品やお茶は価格が違いすぎる。服は別にブランド品というわけではなく、日本では仕事に着られるようなスーツが必ずいつも買えるお店があまりなく、デザインもチャラチャラしたものが多いのと、あとサイズ的にも日本の物は袖が短すぎたりするため。最近は中華の食材も買うようになった。調味料はだいたい東京、横浜でも買えるけど、なさそうなのが鹹欖菜。今回は、板鴨、臘腸、臘肉なども買いたい。あとは、CD、VCDの類。
必要な買い物以外は、香港では食べることにばかり気が行っている。朝ごはん、午前中のおやつ、お昼、午後のおやつ、晩ごはん、宵夜、に加えて買い食いという調子。香港で食べるもので、自分の中で優先順位が高いのは、焼いた豚の皮とか炸兩など、日本で食べるのが難しいもの。あとデザートも日本であまり食べられないものは外せない。豆腐花をはじめ、燉蛋、燉{女乃}などなど。あと、道端でドリアン切り売りしてたら絶対食べたい(涎) 炸兩が激おいしいというお店(徳栄魚翅海鮮酒家 灣仔洛克道 353號三湘大厦3樓、電話2893 8899)をKaz&Itaさんから教えていただいたのでそこには是非行きたいと思っている。
今回は九龍サイドに宿泊することになっている。これまで香港島にしか泊まったことがなく、九龍側はあまりよく知らないので、要領よく動き回れないかもしれないけど、ぶらぶら下町散歩も楽しそう。
世の中においしいものは限られている− 4May98
いい料理人には手が二本しかないし、時間も一日24時間しかない。おいしい食材も限られている。ではいかにしておいしいものにありつくのか?これは私の大命題であります。 − 続きは近日中に書きます。
そもそも何故中華にハマったのか?− 4May98
子供の頃から中華街に行きたいと思っていて、いざ行ってみてやはりそのゴチャゴチャしたパワーのようなものに引かれた。10代半ばの頃に米国の人口2万人しかない田舎町にも必ず中国人経営の中華料理店とクリーニング店があるという「米国津々浦々どこでも必ず中華料理店と華人クリーニング店ありの法則」を知り、またしてもそのパワーに驚く。社会人になってから会社の人や、知り合いの知り合いに華人がいることがけっこうあり、東京、香港、NY、ロンドンなどで「華人と食べる中華」の回数を重ねるうちに彼らのオーダーの仕方にチェックを入れたり、お店によっては漢字オンリーのメニューがあって、そこには英語メニューには登場しないものが紹介されていることを知る。つまり、中華の知識を持たない者は最初から負けなのだった。しかし、5週間出張で行ったNYで、チャイナタウンに頻繁に足を運び、やっぱりそのパワーに強い魅力を感じる。特に、テンションが高い状態が続くマンハンッタンの中で、一歩チャイナタウンに入るといきなり肩の力が抜けてリラックスでき、異国の地(異人種の国というべきか)における中華街の効用にも気づく。やはり外見が似ているから目立たなくて気楽なのだー。
ロンドン勤務になって、某中華料理店の上にしばらく住んでいたので、ほとんど毎日そこで食べて「これはまずいからやめた方がいい」とか教えてもらうようになる。また、香港人とよく行っていた別のお店で、顔なじみになってお茶の好みを覚えてもらった頃、接待で連れていった日本人の顧客が「Stirfried Mixed Vebetable」を食べたいと言ったら、お店の人に「それは外人(華人でない人)向けだから勧めない」と言われ、身内意識の強さを再認識する。イチゲンの日本人として行ってたら、多分そういうことは言ってくれなかったと思う。
この頃から少しずつ料理名を覚えるようになった。といっても勉強するというよりも、食べておいしいと思うものがあったらその名前を覚えるようにした。それを繰り返して今の状態となったわけです。日本に戻ってから香港に年3−4回のペースで行くようになり、香港に行き出した頃は白人達と出かけることが多かったが、ロンドン勤務前後から華人と知り合う機会が増えて、香港でも華人達と食事するようになる。そうすると、同じ中華料理店でも、白人と行くか華人と行くかで味のレベルが違うケースが少なくないことに気づいた。白人は不利なことが多いらしい.... 香港での華人達との食事の機会が増えたお陰で、覚える料理名の数が一気に増えた。また、東京でも香港人の料理人と知り合い、いろいろと作ってもらうようになる。この人のお陰で初めて食べた物も多い。
虎の穴の掲示板に来てくれた人の中には、私が中華に詳しいと思ってる人もいるでしょうが、所詮日本人です。中国語もまだほとんど出来ません。香港に20回行ってるとはいえ、台湾はまだ2回、大陸なんて行ったこともありません。まだまだなんです。勉強熱心でもありません。自分より詳しい人に会ったら、仲良くなって教えてもらおうと思う、競争心に欠けるタイプなので、知識がなかなか増えません。まじめで勉強好きな競争心の強いあなたならもっともっと詳しくなるはず!そしたら私にも教えてくださいね。
ユダヤ人と中国人
興味のあるテーマです。そのうち書きます
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中華虎の穴