にわとりつれづれ


1Aug98





香港に行ってきた − 5Jul98/1Aug98、6月7日分加筆
 

6月6日(土)荷造りを終えて2時間くらい寝て、出かける支度を済ませてさて出かけようかという時、スーツケースのロックが一つ壊れていることに気づいた。前回は何ともなかったのに、どういうことなのだろう。今からじゃどうしようもないのでとりあえずタクシーに乗ってTCATに向かった。タクシーのなかでは暇なのでいろいろ考えてて思い出した!洗顔料を入れるのを忘れてた。TCATについたらチェックインだけ先に済ませて、荷物のおにーさんに待っててもらって二階でベルトを買ってきた。荷物の搬出時間が迫ってた&私がトロいのでおにーさんがさっさと装着してくれた。ラッキー。出国手続きをしてリムジンバスに乗った。後ろの席はカップルで、大きな声で話してるので、空港まで爆睡しようと思ってたのについ聞いてしまう。おじさんと彼よりはかなり若い女性の組み合わせらしい。おじさんは40代の終わり〜50代くらい?女性は会話中に、おじさんが初めて海外行ったのが’73年だったという話になったら、その時8歳だったと言ってたから今33かな。おじさんはオヤジ臭くはないタイプみたい。マンダリーナダックの鞄の自慢話をしている。2人は一緒に旅行するのは初めてらしく、とても浮かれている。こういうのって、もっと後ろめたそうにするっていうのはもう昔の話なのかね?知り合いに会っちゃったらどうするのかなあ。

席は窓際だった。かなり空いてるフライトで、隣の2つは空席だった。JALだから新聞とか雑誌が限定されててちょっと残念。いつもはCXだから、香港の大衆紙とサウスチャイナモーニングポストを読んでやってる映画とかセールの情報にチェックを入れるんだけど。空港からホテルの車に乗って、途中渋滞がひどかったけどやっと到着。さっさとスーツケースから服を出してハンガーにかけ、洗面用具なんかもスタンバイオッケーにして、まだ夕方までは間があるので近くの九龍シャングリラのサロンでバフィング&マニキュアとペディキュア。他に誰もお客さんがいない。土曜の午後ってそういうもの?担当してくれた子は上手だった。んで、早速ぶらぶらとお買い物に出かけた。グランビル・ロードをぶらぶらしてたら葡達がちょうど焼き上がったお店を通りかかって一個買った。しかし猫舌なのですぐに食べられない。洗顔料がまず必要なので 化粧品のお店に行った。Cameron Roadの合成香水中心にいつも買う大判の脂取り紙を買いに行く。同じ会社の小さいサイズのはソニプラにもあるけど、日本では大判のを見かけないのだ。以前は中環のエンターテインメント・ビルディングの中のワトソンズにもあったのに、なくなってしまって、合成香水中心のこの店舗で去年見つけたのだった。ここで買ったクレンジングがけっこういい。名前はCoryse Salome。あと、ボディー・ローションも悪くない。これはクラランスのに匂いも感触も似ている。包んでもらってる間さっき買った葡達を食べる。だれも不審そうにしてないとこがよい。ここでの一番のヒットは朝鮮人参が丸ごと一本入ったヘアコートだ。名前はヘアリペアーとなってるけど、シリコンのコート剤である。ポンプ式のプラスチックのボトルは粗悪品らしく、あとでスーツケースの中でもれてきてた。家に帰って使ってみたら、出した途端にすごい朝鮮人参の匂い!一瞬激しく後悔するが、匂いはしばらくしたら消えたので安心。けっこう悪くないよ。ボトルも液体も無色透明だから朝鮮人参が入ってるビジュアルのインパクトが強くて笑えるのでおみやげにいいかも。

6月7日(日)文化中心に行ってみたらロイ・リキテンシュタインの「中国式山水」展をやっていた。これは彼が95年からはじめたシリーズだそうだ。ぱっと見た印象は、米国人が折る折り紙のよう、というか、へー、白人にはこう見えるのかー、というか、山水画に対して東洋人の自分とは全く異なる角度に視点があるのだなー、と思った。白人が解釈する東洋って、例えば映画「リトル・ブッダ」みたいな、白人はすごいエキゾティックと感じるであろうけれども、東洋人の自分にはしょうもないというか、むしろキッチュにデフォルメされて、オリエンタルバザールにあるペラペラのポリエステルの「キモノ」と同じようなものに思えることが多い。でも、この展観の作品はそれとは違う。彼の視点で再構成された中国のランドスケープのイメージ、なんですよ、全然ものめずらしさとかも狙ってなくて。以前のコミックのコマを拡大したのとかに比べるとかなりあっさりしてるというか枯れた感じね。

この日の夜一緒にごはん食べた人達の1人(香港人のオヤジ)は、よく見るとライマしてたー! ゴルフ好きな人には根強い人気があるのかな。この人は熱いお絞りが出てきたら、それでハゲを拭いていた。これがすっごく気持ち良さそうなんだなあー。ハゲてないのが残念なくらい(笑)

6月11日(木)ふと見ると、右手親指の爪にひびが入ってる。ちょうどペニンシュラが目の前なので、そこのサロンで直してもらう。着いた日に行ったのと同じ経営のサロンで、お茶くみの人はこの間行った支店にいた人がたまたまこっちにいた。この支店も他に誰もお客さんがいない。この時の人は爪の修理は上手いけど、塗るのは上手くない。すごい厚塗りになってしまった。もうー、これなら自分で塗ったほうがきれいだよ。終わって1階に降りたら、ディスプレイされてる時計がかわいいので、つい買ってしまった。ああ、これで思ってたよりお金使ってしまった。

この日は蘭桂坊のIndochine1920(だっけ?)というベトナム料理のお店。チャ・カが香草一杯入ってるのが好み。その前にテキーラ一気とかさせられている私ですが、酔っ払いもせず大丈夫。そういえば午後遅くにバターフレーキーをおやつにしたからかな。食事の後はオヤジくさい銅鑼灣のホステスがつくカラオケバーに行ってしまった。当然周りはみーんな日本人のオヤジばかり。これじゃただのオヤジだよ〜。一緒に行った子が、サンダルのヒールがいきなり外れてしまって、ホステスの子が通勤に履いてきたのを売ってもらっていた。

6月14日(日)帰国の日。私にはまだやることがあった。ドリアンをスーパーで買い、泊めてくれてた友達がドリアン嫌いなので匂いで迷惑かけないようにテラスで切り分けてラップに包み、ジップロックを6重にした。大胆なことに、これをスーツケースに入れた。友人も私も、もしかして空港の麻薬犬に捕まるかも(笑)。。。と心配だったが、6重ならさすがに大丈夫なはず、とやってみたら大丈夫だった。でも家に帰って開けたら匂いが少し出ていて、ドリアンの周りに入れてあったものはちょっと臭くなってた。これを翌日会社に持っていって、一緒に仕事してるドリアン好きな人とお昼休みに開けたら、離れた部署の人達まで見に来る異臭騒ぎになってしまった。

スーツケースのロックが一つ壊れてて、勝手に外れてきてしまう。行きは荷物が少なかったからベルト巻いとけばなんとかなったけど、帰りは一杯荷物が入ってるのでベルト一本じゃかなり危なさそう。空港にレンタル携帯の引き取りに来ていた業者の人にチェックインの列に並んどいてもらってベルトを買って、それを行きに買ったベルトと直角に交差するように装着した。そういえば初めて香港行った時も、その時はロックは壊れてなかったけど、いっぱい詰め込みすぎて開いてきてしまうので、空港でベルトを買った。
 
 
 

倶梨伽羅紋紋のきもち − 27May98

朝駅から会社までの間に、前を横切った地味なおやじの上着が風ではためいた。そこに見えたのは、裏地に施された派手な刺繍だった。花の絵だったみたい。縦横15cmくらいの大きさの図案だった。スーツの裏地にそういうのつける人って多いの? 大前研一がスーツの裏地に龍の刺繍なんか入れて、会社付きのスタイリスト(当時マッキンゼーだった)の人達を困らせてたって話し聞いたことあるけど... そういえば、私の友人も社会人になりたての頃刺繍を入れたスーツを作ったと言っていた。彼はラテン系英国人おぼっちゃまだが、これも謎だったなあ。会ったことある私の友人達が皆スゴクかっこいいと言ってたし、かなりイケてるルックスなのに、なぜそんな暑苦しいことをするのかなあ。倶梨伽羅紋紋の代償行為なのかな、これって。でもねー、裏地に龍がついてるからって、それで頭がよくなるわけでもなし。

 

なぜサンダル? − 4May98

会社の27歳独身肌キレイさわやか系青年が最近会社でサンダルを履いている。怪我でもしたのかと思ったら、一日中靴を履いているのが嫌なだけなんだと。おまえー、だったらサンダル通勤すりゃーいいだろーが!なぜ会社でわざわざそのようなだらしない格好をするのか。スーツだって仕事のための格好なわけで、靴もその一部じゃないのかね?それらしい服装をするのも仕事の一部じゃないの?だったら何故会社でサンダル履くかなあ。だいたい、靴が蒸れて嫌なら、もっといい靴を買えばいいよね。

私個人は理屈以前に見苦しいからやめて欲しいと思う。 ちなみにこの青年は東大卒。そして、私の両隣の人たちも東大卒。この両隣の人たちはいいおうちの坊ちゃま達なのだが、右の人はデスクで鼻をほじってます。左の人は口も覆わずに咳をします。私の食べてるものに向かって咳をするのはやっぱりやめて欲しいわ。この2人は既婚で子供もいます。ってことは子供たちもこういう路線になるのかな。この3人の東大出身の人たちは皆就職人気ランキングで常に上位に入っている某一流企業の所謂「バリバリエリート」さんなのだ。
こういうところに日本の貧しさを見る気がする。普通、文明国でエリートといわれる人たちはそれに相応しいマナーも込みで「エリート」と呼ばれるのじゃないかしら。「貧すれば鈍す」っていう言葉があるくらいだから日本も昔はこんなのじゃなかったのだよね、きっと。

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